【生涯学習】通信・通学講座や市販テキストの選び方

資格

生涯学習をする上で通信・通学講座や市販のテキストなどを利用することがあると思います。

今回は幾つか資格を取った経験をもとに、講座やテキストの選び方をご紹介します。

生涯学習を始めようという方の参考になれば幸いです。

【現在の主な保有資格】

行政書士・社会保険労務士・宅建士・日商簿記2級・FP2級・TOEIC860点など

 

通信・通学講座の選び方

通信講座とは

テキスト、ネット動画、DVDなどを使い、教室以外(おもに自宅)で受けるものをいいます。

通信講座で有名なものといえば「ユーキャン」「キャリカレ」「たのまな」など。

また「TAC」「LEC(東京リーガルマインド)」「資格の大原」といった、いわゆる資格予備校が提供するものもあります。

 

 

通学講座とは

学校のように教室で、先生と生徒が対面して受けるものをいいます。

「TAC」など、おもに資格予備校で提供されています。

通信教育と違って時間的・地理的な制約を受けますが、強制的に学習する環境が作られるため、人によっては通信教育よりも効果があります。

 

 

選ぶポイント

資料請求・公式サイト

資料請求・公式サイトでチェックするのは主に4つ

・講座内容
・料金
・合格体験記
・サポート内容

講座内容」は、講師の経歴、教材の質と量、媒体の種類、受講期間などを見るとよいでしょう。

また無料体験講座がある場合は必ずチェックしてください。

講師の経歴 講師歴、資格の有無、実績などを確認
教材の質・量 パンフレット、試し読み、ネットの評判などで確認
法律系資格の場合、法改正に対応しているかを見る
媒体の種類 印刷物、DVD、ストリーミング配信などから自分の学習スタイルに合うものがあるか確認
受講期間 学習に使える日数にあうコースがあるか確認

講師の経歴は、講師歴や資格の有無、実績などを確認しましょう。

教材の質と量は、パンフレット、試し読み、ネットの評判などから分かる範囲で判断しましょう。

法律系の資格であれば、教材が法改正に対応しているかが重要です。

媒体の種類は、印刷物、DVD、ストリーミング配信などから自分の学習スタイルに合うものがあるか確認しましょう。

私の場合、パソコンが使えない、回線が不安定、といった万が一のことを考え、ストリーミング配信ではなくDVDでの受講を選択しました。

受講期間は、学習に使える日数を考えて選びましょう。

たとえば試験まで3か月しかないのに「6ヶ月コースの講座」を選んでも、試験当日までに修了する可能性は低いですよね。

 

料金」は、予算の範囲内でおさまるものを選びましょう。

注意してほしいのは、講座内容の質は必ずしも料金に比例しないということです。

「料金」だけで選ぶのではなく、他の「講座内容」「合格体験記」「サポート内容」も考慮して判断しましょう。

 

合格体験記」は、〇〇先生の説明が良かった、この教材が分かりやすかった、といった通信・通学講座の良いところの情報が得られます。

「合格実績」は合格者数が多いに越したことはないですが、集計方法が不明なことが多いため、あくまで参考程度で良いと思います。

 

サポート内容」は、質問・相談ができるかどうか、フォローは充実しているか、割引制度はあるか、などを見ると良いでしょう。

 

得意分野

たとえば「TAC」の場合、もともとは会計分野の資格予備校として出発したこともあり、さまざまな資格講座を揃えている現在でも簿記、税理士、会計士といった会計分野に力を入れています。

「LEC(東京リーガルマインド)」の場合は弁護士の反町勝夫氏が設立したこともあって、法律系資格の講座に定評があります。

このように会社によって得意分野が違います。

通信・通学講座を選ぶ場合、こういった得意分野についても参考にしましょう。

 

評判のよいもの

自分が申し込もうとしている講座の評判・口コミを、インターネットで事前に調べるのも有効です。

ただ評判・口コミは、あくまで個人の感想に過ぎないため、鵜呑みにするのはよくありません。

とはいえあまりにも悪評が多い場合は避けた方がよいでしょう。

 

 

 

 

市販テキスト選び方

市販テキストとは

この記事内でいう「市販テキスト」とは、以下の要件を満たしたものをいいます。

・講義系参考書と問題集を合わせたもの
・一般の書店やアマゾンなどで売られているもの
・資格予備校などで売られているもの

講義系参考書」とは、読んで理解することを目的につくられた、インプット用のテキストです。

問題集」とは、大量の問題と解答・解説が載ったアウトプット用のテキストで、予想問題集や過去問などが当てはまります。

 

 

選ぶポイント

公式の団体・組織が発刊している

市販テキストには、試験を実施している団体・組織(以下、公式団体等)が発刊しているものがあります。

たとえば「TOEIC」の場合、「TOEIC」を実施している「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」が市販テキストを発刊しています。

公式団体等は試験問題を制作していることもあり、公式団体等の市販テキストは本試験をもっとも反映しているといえます。

市販テキストを買う場合、公式団体等のものがあれば優先しましょう。

 

評判のよいもの

市販テキストを買う前に、その市販テキストの評判・口コミをインターネットで調べておきましょう。

「通信・通学講座の選び方」でも書きましたが、評判・口コミは、あくまでも個人の感想でしかないので鵜呑みにしないでください。

ただ、あまりにも悪評が多い場合は避けた方がよいでしょう。

 

自分に合ったもの

自分に合ったものを選ぶのが重要です。

そのためには書店やネット通販サイトで試し読みをして確認しましょう。

字が小さすぎる、色が派手で見づらい、重要なポイントが分かりづらい…などの問題点を事前に把握できます。

そのほか問題集を選ぶ場合は、解答ページの解説が詳しいものを選びましょう。

 

 

 

 

通信・通学講座の紹介

生涯学習のユーキャン

【公式サイト】
通信教育講座なら生涯学習のユーキャン

通信教育業界ではもっとも有名で、CMや広告などで一度は目にしたことがあると思います。

講座数も多く、とり扱う資格ジャンルはビジネス、IT、趣味、美容、生活など多岐にわたります。

 

 

たのまな

【公式サイト】
通信講座・通信教育の「たのまな」

資格取得・就転職の総合校「ヒューマンアカデミー」が提供する通信講座。

ユーキャンと同じく幅広いジャンルの資格講座を取り扱っています。

 

 

LEC(東京リーガルマインド)

【公式サイト】
LEC東京リーガルマインド

弁護士の反町勝夫氏が設立した資格予備校。

公務員試験、法律、会計、労務、不動産、ITといった、ビジネスジャンルの資格講座を提供しています。

法律系の資格講座に定評があるほか、不動産や福祉・医療の講座が充実しています。

 

 

資格の大原 社会人講座

【公式サイト】
資格の大原 社会人講座

「学校法人大原学園」が提供する社会人向けの通信・通学講座。

もともとは「大原簿記学校」という簿記の専門学校として始まったこともあり、会計分野に力を入れています。

ビジネスジャンルの資格講座が一通り揃っていますが、会計分野では「建設業経理士」「農業簿記」といった、少し珍しい講座も提供しています。

 

 

TAC

【公式サイト】
資格の学校TAC[タック]

「TAC株式会社」が運営する資格予備校。

ビジネスジャンルの講座が揃っているほか、会計専門の資格予備校として設立された経緯から会計分野の講座が充実しています。

国内の会計分野だけでなく、「米国公認会計士」「米国税理士」などの国際会計の分野の講座も多く提供しています。

 

 

 

 

市販テキストの紹介

LEC:宅建士テキスト

宅建士の試験に合格したときに、実際に使っていました。。

初めて発刊されたのが1988年で、それから30年以上出続けている、宅建士試験では定番のテキストです。

 

TAC:簿記テキスト

これも簿記2級の試験勉強で実際に使っていたものです。

イラストなどが少なくデザインはシンプルですが、簿記2級の範囲がしっかり網羅されており、独学用のテキストとしては最適だと思います。

 

TOEIC:公式本

TOEICで800点を超えるまで実際に使用したテキストで、TOEICで350~700点を目指す方を対象としたものです。

TOEICを主催する「国際ビジネスコミュニケーション協会」が発刊しており、TOEICの傾向や、実際に点数を取るためのポイントなどが丁寧に説明されています。

 

 

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